文学踏査

 二泊三日のフィールドワークで奈良に行っていました。国語科の一年生が全員参加するという、なかなか大掛かりな行事です。
 日本で唯一の国語科という専科を持つ学校としての矜持を感じました。生徒の中にはただしんどかったという感想しか持たない者もいるかと思いますが、だんだんとわかってくるのではないかな。
 行程の要所要所でミニ講義があります。神職さまや学芸員さんにもお話をしてもらいますが、我々国語科教員9名、担任の社会科の先生一人もそれぞれ担当します。
 A4両面のプリント一枚だけが道具で、他に何もない屋外で、炎天下だったり雨降りだったりする中での講義ですから、教室以上に力量が問われます。そうした条件でそれぞれ個性を発揮する先生方の講義を見られることが、僕などにはものすごく面白かった! 勉強になり、刺激になりました。
 もしかしたら一番得したと思ってるのが僕かもしれません。
 もちろん僕もひとつ講義を担当しました。来年度に向けて、もっともっとブラッシュアップしていきたいと思います。