意地。しかし…

 「スパイダーマン/ホームカミング」、面白そうだけど… 僕にはひとつ、腹に据えかねてることがある。
 他でもない、前のシリーズ「アメイジングスパイダーマン」が明らかに中途である2作目で強制終了させられた件だ。
 サム・ライミ監督シリーズの三部作は好評のうちに終わり、リブートして新たな三部作としてスタートした「アメイジングスパイダーマン」シリーズ。1作目から明らかな伏線があり、監督は最終第3作ですべてを回収する心づもりだったろう。2作目だって新たなバトルがスタートする瞬間で終わっていて、この新たな戦いを心待ちにしたファンは多かったはず! 少なくとも僕の周りではそうだった。
 制作サイドの皮算用としては不入りだったのだろうか。それともキャストやスタッフと制作サイドで何か揉めたのだろうか。ビジネスだから、興行収入の加減で打ち切りになると言う話は珍しくはないだろう。けれど、あれだけ人気があって、しかも誰の目にも続きがあることが明白なものを。例のマーベル・シネマティック・ユニバースだか何だかの展開でアベンジャーズに何とかスパイダーマンも組み込みたくなったから、正規のシリーズの方が邪魔になった、というようにしか僕には見えない。
 ということで、新たに始まるスパイダーマン・シリーズには何の恨みもないけれど、制作会社のファン無視のやり口が気に入らないので以後の新作は絶対観ない! と決めていたのです。まあ僕がほざいたところで痛くも痒くもない話です。しかも、もう決意が揺るぎそうになっています。