大黒正宗の熟成酒

 山本酒店のブログで紹介されていた大黒正宗の熟成酒「鶴」と「亀」http://ameblo.jp/sake-yamamoto/entry-11040520692.html
 サイズの違いだけかと思いきや、「鶴」と「亀」では使っている原酒の熟成年数が違うそうです。「鶴」の方がより熟成しているとのことですが、年数については未公開。
 店頭で、「亀」、昨年リリースの「BY16」、ご主人が個人的に保存されていた2004年瓶詰めのもの、更にある程度熟成のいった原酒に加水して飲みやすくした「十五」とを飲み比べさせて頂きました。2004年は色も全然違うし、甘さがハンパでなく、特別です。BY16は既に買って飲んだこともあるのですが、「亀」で使っているのはそれより更に少し熟成された原酒を使っているようで、厚みが少し増しているように感じられました。酸味とのバランスも良いです。一方で十五は大変ライトなのですが、ご主人曰く食べながら、あるいはぬる燗で飲むとこれは全く捨てたものではなく、大変おいしいとのこと。実際、飲み口のスムーズさに対して、後口にはちゃんと独自の甘さが広がります。これも好きです。
 というようなことは、こうして並べて比較させていただいて初めて判ることです、僕などには。荷物の加減で「鶴」一本だけ購入して帰りましたが、家でも飲み比べたり燗したりして楽しみたいなあ、というのが本音です。