懐かしきヘイグ

 大学生の頃ウイスキーといえばバーボンがはやりで、僕もどっちかというとバーボンを飲むことが多かった。で、たまに国産やスコッチもほしくなって、国産を買うときはニッカのピュアモルト。スコッチならヘイグを飲んでいた記憶が強い。
 そんなヘイグの正に80年代のボトルを、バーUKさんで頂いた。
 写真左から、70年代、80年代、現行品のボトル。現行品は残念ながらアルコールそのもののピリピリ感が強い。70年代のものと80年代のものとは傾向が同じで(当たり前か)、もうグラスに注いだ瞬間から甘い香りが広がる。昔の原酒が良かっただけでなく、やはり長い年月のボトルの中での変化がもたらしたものでしょう、とマスター。だから学生当時このボトルを飲んでいたけれども、この同じ味わいではなかっただろうということですね。年月がもたらす深み。これ、やっぱりオールドボトルの醍醐味なんですねえ。