ふさわしい

　工房楔さんの「こしらえ」が三本になりましたので、これにふさわしいペンケースをということで、カンダミサコさんのコンチネンタルペンレスト兼ケースを買い求めました。たぶん容量オーバーであり、いきなりパンパンになっていますが、作りがしっかりしているので不安はなく、かえってすぐに使い込んだ艶感が出て喜んでいます。
　一方でｉｒさんのペンドクター宍倉さん手作りの、お布団を思わせる４本差し、６本差しのペンケースも愛用しており、私用では更に10本差しも作っていらっしゃるとのことですから、夢は無限大に広がるのです。
　万年筆は、どのペンにどんなインクを入れ、どんなペンケースにどういう組み合わせで入れて持ち歩くかというのが大問題でして（興味のない方にはアホとしか写らないのですが）、その選択肢といいますか迷いの幅といいますか、これがどんどん広がっているのですね。今日お店で同席した淑女はペリカンの万年筆限定のコレクターさんで、この美学は納得もし敬意も抱くものです。たぶんいつまでもそんな風にはなれませんが、明日からも道具気を良くして仕事に励みたいと思います。