ハイボールのはなし 1

 ソーダ割りに合うウィスキー
 ハイボール人気も一段落した観がありますが、一方で「とりあえずな飲みもの」というイメージが定着してしまっているような気も。
 ベースにするウィスキーも何でもいいわけではなく、結構奥の深い飲み物だと思います。では何が合うのか・合わないのか? こればっかりはやってみないとわからない。高級なウィスキーならうまくなるとも限らず、逆にいいウィスキーをソーダ割りにするなんてもったいない、と仰る方もありますが、原酒の良さを引き出して実に旨い飲み物になることもあります。
 概してマッカランのようなシェリー樽熟成のウィスキーはハイボールにはあんまり合わないと思います。
 うまいなと思うのは、例えばラフロイググレンフィディックグレンモーレンジ。グレンリベット。スーパーニッカ。竹鶴。角。そして白州。
 新たに知ったところでは、エズラブルックス。そしてアイリッシュのジェムソンのスタンダード! アイリッシュは独特のバニラのような甘みとオイリーさが魅力でクセになりますが、現行の「ジェムソン」スタンダードはちょっと水っぽいなあと思ってしまう。ところがこれがソーダ割りにするとうまい、と、ごとうさんから教えていただき、やってみるとバツグンです。今なら「セント・パトリック」ラベルが手に入るかもしれません。これ天神橋サンボアさんで見ておもしろいラベルやな、と思っていたので見つけた機会に買いました。ウィスキーちょい多めで作ると、自分で作っても結構イケますヨ。
 何かソーダ割りに合うウィスキーご存じなら教えてください。