ペン先、まだいろいろある

 工房楔(せつ)さんの万年筆銘木軸「こしらえ」は、ペン先はパイロットのカスタムヘリテイジ912という万年筆のものを装着するようになっています。このヘリテイジ912というのはペン先の種類が豊富です。個人的にはセーラーのペン先が好きですが、最近になってパイロットもいいぞと気づきはじめています。やはり日本のもの作り、繊細です。
 で、僕は「こしらえ」を2本持っていて、最初の一本(チューリップウッド軸)には超極太の「コース」というペン先を選びました。いまこれにはセーラーの「桜森」というインクを入れています。次の一本(クラロ・ウォールナット軸)は正反対の性質のものを、と思い、「ウェーバリー」というペン先を選びました。これは先端が少し上を向いている個性的なものですが、中細字の線がどんな癖の持ち方の人にも心地よく書けるように工夫されていると評判の逸品です。これを更に吉宗さんが調整して下さってますので、本当に書くのが楽しくなる書き味になってます。これに、pen and message.オリジナルの「山野草」というインクを入れています。

 と、あまりにどっちも「ペン先書き味良く」「軸はどんどん質感を艶やかに」とええ感じなもんやから、またも「だから何?」という日記を書いてしまった。