バーボン絶品

 恥ずかしかったのでよう書きませんでしたが、過日のウイスキーフェスティバルでは記憶のない時間帯があります。友達にも迷惑かけました。あんな酔っ払い方は何年ぶりか! 本当に申し訳ありませんでした。
 そして、会の後の鞄の中にはなんで在るのかわからないボトルが。
 オールドバーズタウン。1979年に流通していたもののミニボトル。フェスティバルにバー呂仁さんのマスターが出されていたフリマで並んでいたミニボトルのうちの一本ですよ。
 呂仁さんのこのブースには何回も行きました。有料試飲でとんでもないものを飲み、希少なピンバッジをオマケに付けて貰ったりしてました。しかし、こんな珍しいボトルを自分が持ってる意味がわからん。記憶もありません。
 もったいな過ぎて独りで飲めません。バー・メイン・モルトに行く機会があったので、マスターにも飲んでみて貰いました。旨いと言って貰えました。実際、旨い! 綺麗でありながら、オイリーでもある。こんなん飲んだことがありません。たぶん、誰が飲んでも気に入るんではないかな。
 オークス・ドラムのマスターも絶賛。というか、同じボトルをお持ちでした。なんと呂仁のマスターから、お店のオープンの記念に贈られたものとか。もちろん未開封なので、どんな味かわかってとても良かったのでは。
 やはり随分と分不相応なもののような気がしてきます。僕の手に渡った経緯が記憶にないというのが恐ろしい。まさか勝手に持ってきたんではないだろうな、とさえ。ということで呂仁さん行ってきました。とりあえずお詫びやらお礼やらわからんなり、マスターにお伝えお願いしよう、と。
そしたら実にタイミングよくお店のドアを開けたら普段お店には立たないとおっしゃるマスターがおられました。人と約束がおありだったようで、ともかく直接お話しできて良かった! マスターご自身もよく覚えてない、とのことでしたが、「あげたやろ」と。よかった! しかし太っ腹過ぎます! なんにせよ経緯が判ってほっとしました。で、現地から直接引っ張ってきたという珍しい現行品を2種いただきました。これがまた旨い! 改めてまた紹介します。

 話は変わりますが、バー・ホワイト・ラビットさんの周年行事を紫さんから教えていただいたので、行ってきました。一度しか行ったことのない身でいいのかなと、かなり怖じ気づきましたが。ここでも呂仁さんから来たという絶品を飲みました。呂仁‘sチョイスのウィレットの25年もの。最初の当りは強く、アフターが奥深い。香りが独特で、いつまでもいい気分です。

 バーボンも恐るべし。です。