やっぱり

 『モダーンズ』そして『パッショネイト/悪の華』。ともに80年代後半、僕が一番映画をよく観ていた頃に日本公開された作品。前者はアラン・ルドルフ監督、キース・キャラダイン主演。後者はスチュアート・ローゼンバーグ監督、ミッキー・ローク主演。
 ルドルフ監督が好きでよく作品観ましたが、本作はプラスして音楽がものすごく好きでした。マーク・アイシャムによる、ジャズとシャンソンが一緒になったような感じ(?) 「贋作」というモチーフも昔から興味のあるもので、でも多分に全体のムードが好きで、贔屓の映画です。が、さして話題にもならず、忘れられていた体。
 事情は後者も同様で、若き日のミッキー・ロークがとってもいいですが、ローゼンバーグ監督にしてはキレがいまいちで、大して評価は高くない。でも他の出演者も含め、なんだか忘れ難い魅力を感じていました。
 共に「また観たいけれど、もう機会もないのだろうな」と思っていたものが、いっぺんにDVD化されたのです。飛びつきました。パッケージが冴えません。また、ブルーレイじゃない、というのもミソでしょ。しかし、やっぱりこういうのが好きな人、他にもちゃんといるんじゃない、と、嬉しくて仕方ありません。
当時みまくった映画の中に、こんな感じで好感持ってる作品は他にも結構あります。ぼちぼちでいいから日の目、見ないかな。ちなみに両作とも、ここで紹介してもどなたもピンとこなかろうと思ってyou tubeで検索したのですが出てきませんでした。そういう映画デス。