出会ってしまった

 久しぶりにやらかしてしまいました。万年筆を買ってしまった。
 心斎橋にできて間もない「ペンラウンジIr」http://www.ir-sunrise.jp/。一度行ってみたいとずっと思ってましたが、先日、妻と食事で待ち合わせの折、ちょっとした時間の隙間に寄ることができました。
 店長さんが女性ということもあり、きっと「女性も立ち寄りやすいペン屋さん」が意識されているのでしょう、明るく清潔感のある店内。セーラー退社後の川口師の跡を継いだペンドクターの宍倉さんが常駐なさっておられる、というのも魅力。
 スタッフの方がかなり積極的に声を掛けて来られるものだから、シレっとすぐ出てこようと思ってたのについマニアの片鱗を出しそうになってしまう。この時書かせて貰ったのが、お店のオープンを記念して出されたオリジナル万年筆「Winter 1st」。セーラーのプロフィットギア・スリムをベースとしたもので、限定30本。一見小ぶりながら、キャップを尻軸に挿すとなかなかいいバランスに。細字オンリーに調整されたペン先はびっくりするくらい滑らかなのに、線は本当に細く書ける。付属インクは限りなく黒に近い茶色で、この加減も絶妙。軸の色あい、質感もええ感じ。一本一本違う表情であるのもいい。一発で惚れ込んでしまった。
 その時は妻から到着のメールもあり、逃げるようにして店を出たのだけど、結局すぐ数日後には、調整して欲しいペン一本携えて再訪し、「Winter 1st」もお持ち帰りとあいなったのでした。
 このお店が紹介されている雑誌「趣味の文具箱vol.24」に、スタッフお3方のサインもいただき(これには既に「pen and message.」の吉宗さんからもサイン頂き済み)、ご満悦でございます。
 このペン、愛用のダイアリー(「pen and message.」のオリジナル)と相性ピッタリなのです。ペン自体の大きさ・色あいともですし、極細字がぐんぐん書けるペン先ともです。今後使い倒すペンになりそうです。