気持ちは全くわからんではないが

 小沢くん。自分に対する不信任と解釈したという、そういう気持ちは実はわかる。
 過日の日記で、ハッキリとは書けなかったけれど、職場での出来事で担任団としての案がロクな議論もなく完全否決されたときには、僕は明確に「公式な場で自分は担任として不適任と言われたのだな」と解釈した。ならば担任職から解いてくれればいいと、本気で思った。こっちから辞任してもいいくらいの勢いだった。来年度は担任を希望しないとか、そもそも来年度は職場が大きく変動するのでいっそ他所に飛ばしてくれて結構だとか、実はあのときは自分からそう申し出ようと思ったくらいだった。でも実際にはありえない。現在2学年の担任。筋として、この学年の卒業まで最大限尽力して指導に当たるのが当然。お上から「もういらない」と言われてしまえば是非もないが、自分から退くのは責任放棄である。そう考えたから。
 小沢氏も同じですよ。せっかく時勢としては民主党に追い風。自民に対抗しうる野党としてすべきことはたくさんある。有権者の信託も大きい。自分個人のプライドにだけこだわって行動していいタイミングではない。スポーツ新聞は「民主分裂・小沢新党か?」とあったけれど(それを真に受ける訳ではないけれど)、万一そういうことになったら、反自民としての力は完全に失われてしまう。自分はいいかもしれないが、国政にとってこれっぽっちの利益も生まない。いや、個人的に民主党に期待や信頼は全く持っていないけれど、今の政局としてはそうでしょう。
 気持ちはわかるが、あんたはアホじゃ。昔はもっと切れ者の怖い存在だと思ってたのに。