さあ夏休みだ

がんばっとるなあ、と言っておきましょ

 ようやくひと息です。懇談会が終わり(実はまだ休に不都合になった一件と、改めて本人とサシで、ということになった数件が残っていますが)、夏期講習が終わりました。ここまでは休日返上で突っ走らないといけないので、夏休みに入るとかえって忙しい訳です。とはいえクラブの負担を考えると前任校の頃に比べ格段に楽にはなっています。前任校だったらこれをいきなり合宿と同時進行でスタートさせないといけなかった訳ですから。
 今年度の夏期講習は、例年とちょっと違いました。毎年度こういう休みの最初に、英国数で希望者を募って夏期講習をやります。これは成績不振者対象ではなく、進学を考えている生徒向きのもので、まあ予備校代わりというところです。普段の授業と違い「やらなきゃむという意志のある子に向ってやるのですから、「受けて良かった」と思って帰ってもらいたい。これはこれで腕の見せ所です。が、実情としては、いつも国語は3教科の中で一番受講者が少なく、その僅かな受講者も日に日に数を減らしていきます。殊に天神祭の後は、女子の数はほぼ皆無になるというのが実情です。懇談会で「大学行きたいんやったらせつかくの講習受けなさい」と保護者か担任に言われてしぶしぶ来てた子のたどる経路ですな。(お前の力が足りないからじゃないのかって? それを言われると次の句がつげません。)
 それが今回は違う。国語が一番多い。例年一番多い英語が一番少ない。まず英語だろうに、受験を考えるなら。で、どの教科もだったのですが、数が減りません。これはもう顔ぶれを見た最初から予想できました。このメンバーなら最後まで行くな、と。結局8人登録のうち(どこが多いねん、と言うなかれ。本校の実情を考えればこれで充分例年より多い人数なんです)理科の野外実習に行って中抜けした子を除くと、あとはちょこっと遅刻があった程度。毎回最終日には皆勤の子に「ご褒美」と称してお菓子をあげているんですが、いつもひとりかふたりの皆勤が、今回は5人。ひとり今日になってちょっとだけ遅刻して皆勤を逃しました。
 英語を担当下さった先生は担任ではない方なのですが、その先生曰く「この学年は真面目で穏やか。ただ、飛び抜けて出来る子がいないのが残念」と。まあその通りだと思います。基本的におとなしくて真面目です。確かに教師が目をかけたくなるような突出して能力の高い子はおりませんが、この真面目な子らを伸ばして行きたいよね。頑張らないと。
 明日はクラブだけ。テニスコートの横を通ったら、部員が練習もせずに(済んだのか、休憩中か)一心にボールでピラミッドを製作中でした。見事なもんです。