やはり宝の山

ここはニンニク健康家族

 バー・メイン・モルトは。入り口の看板に出てたのが、サントリーの「プレジデンツ・チョイス」という80年代の代物。ネットオークションで落とされたものとか。これ、佐治敬三氏自身がブレンドしたもので、ラベルにはエンブレムと氏のサインのみ。レシピも熟成年数も書いてない。しかしこれが旨い! 柔らかく甘くて、実に香りが良い。余程いいモルトが入っているのだろうなあ。そりゃ名前を冠するだけのことはある。これで一杯1200円也はお得。
 カウンターに並んでいる新入荷を拝見していると、瓶詰め業者のウィスキー・エクスチェンジのシリーズをマスターが勧めて下さった。これはとってもアベレージが高いそうだ。味に厳しいマスターが絶賛。アイラ嫌いのこのマスターがカリラも褒めてたもんな。ウチにも1本だけ、オルトモアの13年がある。実際、これむっちゃ旨いです。そこでこのシリーズのハイランドパーク16年を頂く。これがまた、グラスから「ぱあっ」と開いて来る香り。華やかな味。もちろんオフィシャルのだって好きだけど、マスター曰く「あれと同じもんとは思われへんでしょ?」。ハイ、確かに! このシリーズ、どんどん行きたいなあねこれ。一番狙ってるのは、ベンリアックの21年なんですが。
 ふとカウンターに目を戻すと、目の前のボトルに掛かった解説文に釘付けに! マスターおもろすぎます。