ミニスカ、ずりスカ

 いまの高校生のスカート丈といいますと、一極集中ではなく二分化されております。極端に短いか、限界超えてずり下げてるか。どっちも厳しく取り締まりましょう、という、担任会の中からのお声で、先週までの「ピアス指導強化週間」に替わって今日から「スカート指導強化週間」。まずは各クラスのミニスカチームのリストアップから。早速うちのクラスのミニスカがとっ捕まってスカート取り上げられてました。いやもちろんスカートなしで一日過ごせなんて言う訳ではありません。生活指導課には予備の制服一式があって、ちゃんとしたのを買うまで貸し出しておくという指導です。違反変形服はそれまでお預かり。取り上げられたスカートを見せてもらったら、これがまたびっくりする程短い短い! 穿いているのを見るよりかなり短く感じます。ようこんな短いもん穿いとるわ。本人ブーブー言っておったのですが、ある先生から「そっち(普通丈のスカート)の方が似合ってるやん。エレガントやで。あなたエレガントな方が絶対合うわよ」と言われ、むちゃくちゃ素直に「そっかぁ。じゃこうしとく!」と喜んで戻って行きました。エレガントという言葉の意味を判っているのかどうかは訊かないで下さいね。
 しかし、実はこんなことやりながらも個人的にはあんまり熱が入りません。服装を正しく着こなす、だらしない服装を注意するというのが重要な指導であるということは理解しつつも、本音を言うとどっちゃでもええやんという気が根っこにある。こういう気持ちで指導してますと生徒もすぐにピンと来るもんでいっこも指導成果が上がりませんから学校集団としては迷惑至極な存在なのですよね。それは判っちゃいるんですが・・・・。特に、セーターを腰に巻いてるのを叱るのは実はなんでなのかまだよくわからんのであります、恥ずかしながら。問題教師として低く評価されちゃうわ、どうしましょ。