ボロカスに愛されて

親父さん俺節スピーチ

 蕎麦打ち松林7周年パーティでした。お店の向いのAZULにて。お店の常連さんの中にはプロのミュージシャンの方なんかもいらっしゃるので、ホンマモンのステージがあったりして異様なくらい大いに盛り上がりました。Hさんもブルースハーモニカで舞台にご参加。むっちゃカッコ良かった! 僕は真峰ご夫妻、はる姐さん、紫さん、リリーさんとテーブルご一緒させていただきました。スピーチされる方十人が十人、松林の親父さんのことはボロカスに言います。本当に、どれほど愛されていることか。合言葉は「20周年」。絶対続けてや! 司会のTさん、「ともの会」会長のOさんもかっこよかった。たくさんのたくさんの常連さんがおられて、自分もその中のひとりだということがとっても嬉しい。改めて、人を惹き付けて止まない場所なのだなと実感しました。
 3時間あまりも続いた会の後も、お店の方になだれ込んで二次会でしたが、僕はリリーさんと共に紫さんの馴染みの店を紹介してもらうことに。心斎橋「JAZZ BAR」。広々と感じるお店。ドデンと据わるJBLのスピーカー。一曲ごとにマメに換えられるジャズのレコード。「ジャズの魅力って?」なんて話を紫さんに問われつつ、ここで見つけたお酒はアードベッグ。紫さんの携帯の写真で目撃した見慣れないラベルのアードベッグがそこに! 瓶詰め業者ウィスク・イーのボトルでした。「インプレッシブ・カスク2000」という6年もの。あまり若いモルトに飛びつかない質ですが、他でもない松林立ち上げの年の蒸留とあっては、これも縁でしょ、と頂きました。そしたらこれが旨い。オフィシャルのスティル・ヤングとかよりよっぽどいい。めっけもんでした。リリーさんはここでおちゃめさんぶり爆裂。面白い!
 続いて品揃えのすごいモルト・バーへ。と思ったら日曜休業ということで「THE COLE BAR」へ。紫さんホンマに手持ちが豊富です。こちらのバーテンダーさんはカクテルコンペで賞を獲るような凄い方ということですが、どうしても僕はバックバーのウィスキーに目が行きます。と、それよりカウンターにえらいボトルたちが並んでいる! 中からグレンリベットの1975年を指名。高価でしたが、シェリー樽長寿のぶ厚い味わいの佳酒でありました。また酒の話ばっかり。
 新婚リリーさんも遅くまでお付き合いいただき、我々なりに松林愛を深めた一夜でした。