沖縄修学旅行下見③

メリークリスマス

 最終日になって、ホテルの方からの申し出を受ける形でこのホテルで出来る体験学習のための施設の説明を受けることに。ドラゴンボートやカヌーにも乗れるし、よく調教されたイルカとも遊べる。雨の日用のプログラムとしていろいろなもの作りもできる。なんだ、このホテルだけで一通りできるんじゃないか。本番初日が那覇に着くなりタクシーに分乗しての選択別プログラムなので、バラバラに戻ってくる生徒たちの、そのタイムラグを埋めるために有効活用できるのではないか、と相談した。
 そして宿を辞し、この日は
 名桜大学→パイナップルパーク→琉球大学首里城。ふたつも大学をまわったのは、これが今回の修学旅行の個性的なところだ。ウチは総合学校なので、選択別体験コースの中に自分が勉強している系列に沿ったものを選ぶようにさせるのだ。で、メカトロニクスは大学の工学部、数理系列は理学部・・・・この辺りが大学見学になる。大学だけでなく専門学校やなんかもあるのだけど、今回さすがに全部はまわれない。この「挨拶まわり」があるから今回はスーツで行った次第。名桜大学は随分気さくに応対してくれたが、予想通り天下の琉球大学はそうもいかなかった。と言うか、学部間の仲間割れを客の前でするなよ、という感じだった。まああんまり言うまい。それにしても大きな大学だった・・・・。
 もうくたくたであります。しかし盛りだくさん、濃い中身の下見旅行でした。伊丹の空港に戻ったのはもう夜。帰りの飛行機では行き以上に耳が激痛に襲われ、プールに入って水が詰まったみたいな違和感はとうとう翌朝になるまで直らなかった。というか、実はこれを書いている8日に至るも、夜になると違和感が戻ってくる。そうでなくとも頭を振ると奥でガサガサ妙な音が鳴る。絶対何か壊れてるよ・・・・。
 まあそんなこんなで無事帰って参りました。こんな話も生徒にはしてやれないんだなあ。なんせ内緒にせえ、と言われて行ってる、「なかったことになってる」下見旅行ですからね。