芸術鑑賞

話術はさすが

恒例行事です。今回は「寄席」。落語、手品、講談の順です。メインは講談。人間国宝一龍斎貞水さんの「立体怪談」。落語にせよ講談にせよ、生徒には殆ど言葉がわからなかっただろうなあ、と思う。講談の方は話芸のみでなくセットや照明も大掛かり、最後は本人も仮装して客席に飛び込むというケレン味たっぷりの工夫のお陰で生徒もきゃーきゃー言うて喜んでましたが。
僕が授業で言っている「自分の想像力で補って楽しむ」という話芸の世界について力説されてました。漫才やコントでもじっくり聞かせる話芸よりテンポの時代。いろんな方向からこの「自分で補う愉悦」を体験する機会が増えれば、中には味をしめるヤツも出てくるかなあ?