やっと読了

全然違う映画になってたろうな

ダ・ヴィンチ・コード原作、やっと読み終わりました。本読む時間、本当に取れません。
映画は長いストーリーを上手にまとめていて、ある部分では(ハリウッド)映画らしい潤色・改変も施してあったと思います。とは思いながらもやはり原作の方が面白かったなあ、というのが実感。カトリック教会をあからさまな悪役に仕立てることを慎重に避けているという点も含めて、丁寧だなという印象です。原作に手を出す気にさせてくれたという意味でも映画を観た値打ちはあったと思いますが。(しつこいですが同じように、映画がきっかけで原作を読む人が増えればそれだけでも値打ち大だと思ったのが「同じ月を見ている」でした。窪塚ファンの客引きだろうがなんだろうが、映画があったから原作にも手を伸ばした、そしてその良さを実感できた人は少なくないと思うから。あの日記書いた時は原作ファンにえらく怒られましたが。話逸れましたね。)
登場人物の描写からは、映画のキャスティングは思いつきませんねえ。えらく印象が違う。それでも先に映画観ていたせいで頭の中では映画の俳優がずっと出てきてましたが。原作翻訳の方は、ずっと主人公をジョージ・クルーニーのイメージでおっかけてらしたようです。えらい違うよね、トム・ハンクスジョージ・クルーニーでは。僕のイメージではジョージ・クルーニーとも違うんだけど、こればかりは読者の数だけ違うイメージがあるのでしょう。ちなみに、個人的には名優トム・ハンクスって特段の魅力を感じたことがないんですよね。もちろんうまい俳優だとは思うのですが。