おもしろかった古畑任三郎

イチロー出演


イチローの回を楽しみにしてました。実は古畑任三郎を見るのは初めてだったんです。三谷幸喜は遅まきながら「笑の大学」で開眼させられて。新聞のエッセイで三谷幸喜イチローの会について書いてたのを読んだんです。そこで作家は、イチローが出演してくれる喜びの一方で、「フェアプレーを重んじる犯罪者」というものが成立するや否やという悩みもあることを書いていて、それがどういう結実を見るかがすごく楽しみでした。古畑とイチローの野球対決、そしてその後の対話、しびれましたね!最後も良かった。イチローも役者としてキッチリ板についてましたし。そりゃまあ自分役だし、脚本も細心の注意を払って書き込まれていたんでしょうけど、それにしたって見事でしたよ。
過去の作品も見たくなってきたんですが、問題がひとつ。これまで喰わず嫌いを通して来たのもこの一点だったのですが。田村正和の演技、殊にこの古畑を演じている時の演技が、僕には生理的に受け付けられないんですわ… 国民的人気キャラクターにこんなこと言うとまた熱心なファンに問答無用のお叱りを賜りそうなんですが、わかって下さい、良い悪いではなく、合う合わないなんです。僕はあの演技見てるときしょく悪くてしょうがない!
我ながらもったいないと思うのですが…