東京行き ②

お台場ですなあ

 それにしても余計なことまで書きすぎだよね〜。まあ勘弁して下さい。素朴馬鹿とでも申しましょうか。
 え〜、二日目です。
 ゆったりと目覚めました。普段何時に寝ようが休日だろうが5:30には起きなきゃいけないので、8時過ぎでももう充分ゆっくり寝たという気分。もっそりと起き出して、もそもそと身支度。静かで、とっても穏やかな時間です。それをしっかり堪能すべく、昨日の残りの唐揚を頂きながら新大阪で買った「ハサミ男」の続きを読みはじめました。やがておりえが起き、ワカちゃんも起きてきました。みんな今日は出る時間は一緒。おりえがまたサッサッとオムライスを作ってくれて、それを頂きました。うまいなこれも。普段朝飯はトーストなんで、新鮮。
 で、3人揃って出勤。というか、ワカちゃんは出勤です。おりえは知人の見送りがあるとかで羽田へ。僕はこれが本来のミッションで、有明コロシアムへ。
 組合の動員で、この日は全国集会なのです。テーマは学習指導要領・憲法9条の改訂に抵抗しよう、というもの。そりゃもうものすごい人ですよ。1万人を超えてるそうです。僕が着くと既に我が市のメンバーは揃っていて、席から「お〜い」と呼んでくれました。壇上ではスピーチが始まってました。パネルディスカッションふうあり、コントあり、歌ありと、結構工夫してます。司会のお姉さんが異様にテンション高いです。ご苦労様です。途中ちょっとだけウトウトしてしまいました。ゴメンなさい。最後は主旨賛同のゲスト紹介、参加団体の紹介、そして「ビッグウェーブ」。ちょい恥ずかし。あ、あれ梅原猛? の後ろ頭? とか、やっぱり僕はちょっと全体からはズレてる感じが・・・・。2時間半は結構あっという間でした。
 同僚のみなさんに挨拶し、すぐ大阪に帰る方もおられましたが、半分強の方はやはりこれからどちらかへ行かれるようです。当然ですな。「向井くん、君はどないしとるんや」と突然訊かれるから、「へえ。知り合いの家に転がり込んでやして」とナゼか江戸っ子風。みなさんでお茶くらい行くのかなと思いきや、さっさと消えてしまう方が多く、結局その場で流れ解散。このへんが教員らしいと言うか。
 それではあっしもサルマタ失敬、と思ったら、駅へと続く道はガッコの先生で長蛇の列。こりゃいかん。ひと駅歩いたらいま話題のフジテレビがあるから、お土産買いにそこまで歩いて行こう、と判断。暖かく、風も心地よい。
 大観覧車を横目に河を渡ります。そういえば修学旅行の帰り、ここを通ったな。やれお台場だ、やれレインボーブリッジだ、と、車中生徒が丸出しおののぼりさん集団と化していたなと思い出しながら歩きます。でもやっとフジテレビに辿り着いたらここもおぞましい人出。そりゃそうか、土曜の午後だ・・・・。やっとこさっとこで土産物はほぼ済ますことが出来たけれど、もうくたびれきってしまいました。前後しておりえからメール。アクセスのよい浜松町で合流することに。
 待ち合わせは本屋。着くなりおりえに手を引っ張られ、何を見つけたのかと思ったら、ナニ、「ルパン小僧」!? 無駄にルパンに詳しいのでその存在は知っていましたが、単行本が平積みしてあるではないか! おいらに断りもなく! ん〜、とりあえず1巻・・・・ええい面倒だ2冊とも買うわい! 荷物増やしてどうする。しっかりおりえにツボ押さえられてるよ〜。
 林真理子の新刊のタイトルにふたりで文句言いたおしながら帰ることに。店を出しなに宮沢喜一の本をふと見つけて「あ、ヨーダまだ生きてたんか」と呟いたら、おりえ呆れたのかウケたのか顔を伏せてしまいました。いかんいかん。
 今日は晩メシすきやきにしてくれるそうです。「すきやきってどう作るん?」とかこわいこと言いながら、ちゃんとおいしく作ってくれるからニクい。テレビをつけると「ホワイトアウト」をやってます。そういえば原作本を生徒が「いらんからあげます」と言ってくれてたんだった。まだ読んでねえよ。と思っていたら、知らなかったがおりえは織田裕二のファンでありこの映画のファンであったそうで、大絶賛。「まんまダイ・ハードやねんけどな」とか言いながらも。僕も知らん間にストーリーに入り込んでいました。でも敵役が佐藤浩市だということに、言われるまで気付かなかった。やがてワカちゃんも帰還。みんなですきやき食いながら「ホワイトアウト」鑑賞会。最後、いいねえ! これやっぱりちゃんと最初から見直さないといかん。ちなみに原作は別に読まなくてもいいそうです。
 この日もひとりでお風呂をいただきました。今日は湯船に特殊な塩を配合したようで、「老廃物しっかり抜けますよ」。浸かったら体みんな抜けちゃつたらどうしよう、などと本気で思いつつ、ゆっくりお風呂であったまって寝ました。白蛇のぷりはもう寝ている様子でした。目は閉じないんだけどね。