松林ナイト パートⅡ

 前日に続き松林へ。前夜はM校の卒業生HとAを初めて連れて行った。今日は四方さんが季節の味覚を最高の油で天麩羅に揚げてくださる、「天麩羅と蕎麦の会」(例によって名前は今つけた)である。
 きっと一番の常連さんたちが来られているのだろうな、と感じさせるくだけた雰囲気。当初無理だったmifikoさんも来られるようになって良かった。ふきのとう、たらのめ、そしてひとり1本限定のつくし・・・・次々出てくる。天つゆは使わない。僕は塩もつけない。苦味が春の味だ。思わず溜め息が出る。特大の海老はSさんが入れて下さったこれまた絶品。水にひと工夫あり、とのことで、本当にぷりぷりの身。
 置いてある酒もどんどん空く。真澄がなくなり、以前店で飲めた黒牛が登場! うれしい。このお店では初見参?の酔鯨も。食べるものも尽き(そりゃそうだ、何時間居ると思って)、向かいのコンビニからアテを調達。そしてついに登場はナンとギター。いつのまにやら「歌声蕎麦屋」になってしまった。みなさん歌うはバリバリ80年代ノリ。ずっぱまりである。席に着いた親父さんしみじみ「こういう店にしたかったんだよ。田舎の公民館の宴会みたいな」。あっちじゃ若い衆が歌って騒いでる。こっちじゃおっさん達が政治の話。むこうの方ではじい・ばあがこないだの葬式の話をしてる、という風情だ。その「こうなりたかった」という理想の風景に身を置いている幸せよ。カネの話をしましょうか? これで男4000円女性3000円。ありえね〜! でしょ? 大事な居場所です。