どんなのにしようか

チェンバースのリーダーアルバム

文化祭では「職員展」もある。なんでも作品があれば展示させて下さいというもの。年々参加者が減って担当者は苦労しているというから何か出せたらと思うものの、僕にはこういう処に展示できる性質の作品がない。
今年度は「特別企画展」があるという。写真展示で、できればみなさんご参加下さい、と仰る。内容は、「私の大切な○○」。○○には何が入ってもいいそうで、拡大解釈OKだそうだ。モノでもヒトでも、過去のエピソードでもいいのだそうで、ご丁寧にエピソードを書き添える用紙まで配布された。
なんとか参加したいものだが、なかなか難しい。僕のようなオタクであれば、「大切なモノ」には事欠かない。だがご大層な万年筆の写真など、誰が見ておもしろいか。とっくに死んだ犬の写真も哀しいし、弟の娘の写真じゃムナシイ。
自分にとって何が一番大切か、つきつめて考えれば当然そりゃ「人」だ。あの人この人の写真を出すか? ん〜。と考えていて、ふと思いついたのは「大切な場所」。「人」との出会い、「人」との貴重なひとときを提供してくれる場所。これもものすごく大切だ、ということ。よし。その線で考えよう。