また万年筆

高嶺星蚕飼いの村は寝しづまり

5月末の日記にも書きましたペンクリの様子をナガサワ文具センター筆記具担当吉宗さんが書いておられます。まずは僕が作っていただいた例の極細のペン先、こんな感じです。
(6/4付けメールマガジンより)


”筆記具担当者の日記”特別版

◇万年筆クリニック “2日目”◇

今日から長原先生の息子さん幸夫さんが合流されて調整のスピードがさらに増しました。
昨年のクリニックの時は、幸夫さんと一緒に台風も来てしまい2日目以降のクリニックは雨に見まわれてしまいましたが、今日も夕方から雨が降るという予報で「わしは雨男かのお」という幸夫さんの言葉に何も言えませんでした。
幸夫さんはアメリカでのペンショーで向こうの人の求めに応じて作り、体得した超々極細の研ぎが施されたペンを持ってこられましたがその細さには本当に驚きました。2mmの方眼の中にちゃんと読める文字が書けるのですから。長原先生とはまた違う技術も身に付けられている幸夫さんを見ていると万年筆の業界が後継者不足になっているなんて思えませんでした。
今日のクリニックは昨日以上にすごいペンがいくつも持ち込まれていました。アンティークのモンブラン、文豪シリーズ、ペリカンの限定品、見たこともないような豪華なペン、そしてもちろん長原先生の竹の万年筆などこだわりの逸品ばかりでした。
そんな中、当店の今年の限定万年筆も来て頂いたお客様の話題にして頂いて皆さん本当に楽しそうな時間を過ごされているのが印象的でした。04.5.29



そしてこちらはナガサワのホームページより。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/nagasawa/hitorigoto/131/


もういっちょ。
これは今日、さっき見つけたホームページ。
白と黒さん、これだけいろんなカラーインクがありましたよ! 通販で買えそうなので、早速僕も何色か買ってみたいと思います。
http://www.fp-hakase.com/product/ink.html


写真は、実際↑のスーパー極細ペンで2ミリ方眼に字を書いてみたもの。中央の黒インクの文字。わかりにくいですが、右隣のブルーブラックの字がペリカンのEF(極細)で書いた字なんです。ついでに左隣のごつい字がペン先3枚重ね「キングイーグル」の字。びっくりするのがその同じペンを立てて使うと一番右端の字くらいまでは細くなる(ように無理やり調整していただいた)んですからこれもとんでもないペンです。が、ともかく少しでも幸夫師匠の極細ペンのどれだけ細い字が書けるペンかというのを感じていただこう、ということでした!