エルヴィン逝く

マイ・フェイバリット・シングズ

エルヴィン・ジョーンズが死んだ。昨日のことらしい。
進路課長が教えてくれた。この方は元バンドマンで、あの押尾コウタローの友人。ドラマーだ。僕はジャズ一本槍だがこの方はレンジが広く、僕が相手だとちゃんとジャズの話題に合わせてくださる。以前、僕のジャズ好きを見込んで「ジャズで好きなん貸してよ」と言われ、喜んで好きなアルバム幾つかを選んでお貸ししたことがある。ラインナップを見てすぐ意図を理解された。「これ、もしかしてドラム中心に選んでくれた?」と言われた。ハードバップ以降の名ドラマー、アート・ブレイキーマックス・ローチフィリー・ジョー・ジョーンズエルヴィン・ジョーンズトニー・ウィリアムスジャック・デジョネット。そういう人たちの入ったバンドのアルバムを集めた。
この日記を始めてから、まだジャズ好きの顔を出していなかった。
音楽好きな方なら、そう詳しくなくともジャズといえばジョン・コルトレーンの名前はご存知だろう。そのコルトレーンと組んで一斉を風靡したのがエルヴィン・ジョーンズというドラマーである。とにかく熱い。暑苦しいと言ってもいいかもしれない。汗まみれ、脂ギッチョン! というイメージ。まさに黒人音楽としてのジャズの熱気を体現した人だった。
あ〜あ、亡くなったのか。今日は寝る前にこの写真のアルバムでも聴くか。エルヴィンの入ったコルトレーンのリーダーアルバム。熱い、「マイ・フェイバリット・シングズ」を聴こう。