ペン フルハルター10周年記念

万年筆については先にこれまでに書き溜めたものをアップしてからと思っていたのだが、昨日届いたこいつがあんまり凄いので、数日に分けてでもこいつについて書かずにはいられなくなった。東京品川にあるペン先調整の職人森山さんの店フルハルターが昨年10周年を記念して特別に完全手作りでたった50本製作されたのがこの万年筆。僕には絶対もったいないのだが、気がついたら申し込んでいた。いかに特別な代物であるかという細かい仕様はまたちゃんと述べますが、とりあえず写真見てください。朱色の方です。並んでる黒いのが一般的に一番おおぶりと言われるモンブランの149番です。軸もペン先もそれより遥かにデカい!勿論ペン先は僕の書き癖に合わせて調整していただいている5Bという超太字!Bというのが通常の太字で、超極太3Bというのでもなかなか店頭ではお目にかかれません。それが5Bって!そんなん実用品ちゃうやろ、と思われるでしょうがさにあらず。角度によって太い細いの書き分けもできるスグレモノです。申し上げておきますが、どうせ万年筆をお持ちになるなら、その本来の書き味の快楽は太字にこそあるのです。ところが太
字は自分の手に合うものを見つけるのが至難の業でして、そこで登場するのがペン先調整という技なのですが、おっと調子に乗って打っているうちにもう電車は最寄り駅。一旦切ります。かくして明日より映画と並んでマニアックな万年筆ネタの始まりとあいなります。