今日は自在

 時間さえあれば、行きたいトコ、やりたいコトはなんぼでもあるんです。
 今日は、終わりかけのラーメンexspoにまず行き、その後出勤し二年演劇科の講座別公演会を鑑賞し、天神橋サンボアさんへ行きました。まずは演劇科講座別公演会のこと。
 歌唱と舞踊の授業成果の発表です。歌唱は宮沢賢治の「よだかの星」の合唱劇。僕はまた賢治の小説を基にした歌を歌うのかと思ってましたが、なんと小説の本文を一字一句漏らさず曲をつけて合唱するというものでした。通して朗読しますから判りますが、全文暗記するだけでも並のことではないです。それを全て歌で表現するとは! しかも言葉ひとつひとつを大事にしていることがよくわかります。メロディを優先して単語を変なところで切ることもなく、喋るときのイントネーションを軽視して妙な節回しにすることもなく、恐らく初めてこの作品に触れる人でも明確に内容が理解できる明確な発音。で、ありつつ、メロディが物語の展開や人物の感情を見事に表している。これは凄いです。
 舞踊は創作劇でしたが、殆ど台詞に頼ることなく、絵本という素材を生かして複数の異なった世界観を独創的に表現し、それらが交錯して行く様をコミカルに演出していました。キャスティングがまた生徒の個性を見事に掬い取ったものになっていて、本当に楽しかった。
 これ、来年の卒業公演が楽しみです。足を怪我した生徒もいたんですが、全く感じさせないダンスだったし、たった二人の男子も頑張っていた!