了見がおかしければご教示下さい

 近頃は学校行事でも、例えば宿泊研修や修学旅行の付き添いでも、食事代は自腹です。理屈で言うと、イヤなら一緒に食わんでもええ、ということのようですが、食事中の付き添い・指導も重要な業務の内なのは自明。そんな選択肢は実質ありえません。
 今回修学旅行のメニューの中に選択制の体験学習があります。コースによってはそのためのウェアやシューズが必要ですが、基本レンタル制です。その、レンタル料金も、付き添い教員は自腹で払わなければならないと言われました。
 事前の下見旅行と合わせると、約10万円の自己負担になります。
 仕事で行くのですが? ここには「経費」という概念は当てはまらないのでしょうか?
 下見に関しては「勝手に行ったのやろうが」と言われたら正直それまでです。規定では経費が出るのは2名まで。それでも、大変複雑で重責を伴う行事ですから、多くの場合行ける限りほぼ全メンバーで下見に行きたいと思うものです。
 ただ、宿泊行事の付き添いに当たって、交通費・宿泊費などは経費として当然支出されるべきです。以前は大きな負担ゆえ付き添いそのものにも雀の涙程度と言え手当が付きましたが、今どきは先述の通りメシ代等自腹出費の方が高くつきます。その上レンタル代だ何だと自己負担がどんどん加算されていくことに理不尽さを感じるのは、世間的な常識から逸脱しているのでしょうか?
 しつこいですが、仕事で行くんですけど。
 もちろん、やりがいのある仕事です。それ自体が(すごく大変ではあるけど)イヤだなんて思いやしません。でも、報酬どころかどんどん自己負担が増えて行くことは、やっぱりおかしいと思うんですけど。
 我々担任はそれでも我慢します。なんぼほざいてもどうにもならんのですし。でも、担任外の先生には、大変を承知で付き添いをお願いするのに、そんなに多額の自己負担があるとなると、すごくお願いしにくいですよね。なんで加重な負担を承知したら、自腹出費まで付いて来るのか? と思っても当然だと思います。
 こんなことを言うと、教員としての自覚が足りない、とか、公僕としての立場をわきまえていない、とか言われるのでしょうか。
 できることなら、一般企業の概念・常識などからアドバイス頂けるとありがたいのですが。