贅沢な飲み比べ

 神戸のバー・メインモルトさんの22周年の当日には行けなかったのですが、後日時間みつけてちょっとだけ行って来ました。たまに贅沢してみようと思いつつ。
 酒屋のKINKOさんが詰めるボトルはいつも定評があるんですが、そのKINKOさんの詰めた1976年蒸溜のベンリアックが、今ならファーストからサードまで揃っています。これを三つとも飲み比べてみよう、という試み。
 ただでさえベンリアック当たり年の76。それもKINKOさんが選んだ樽ということで、どれも美味いのは最初からわかってたんですが、これは比べても優劣がつけられず困りました。困ることはないか。
 やっぱりだいぶ違うんですよ。同じ76年蒸留なのに。香り。口に含んだ最初の印象。口中に広がった感じ。飲んだ後のまた別の広がり。後はもう好みの問題でしょう。3rdかな。いや1stの香りハンパじゃないぞ。と言いつつ2ndはじわじわ来るよな。 …と、いつまでも決着つきませんでした。至福の時間でした。飲んだ後のグラスをそのまま残して並べてて下さったのですが、あとで香りだけ嗅ぎ比べるとまた印象が違う。そのまんまグラス持って帰りたかったです。
 料金超親切設定のこのお店でも、こういうことすると当然僕にしては高額になるのですが、それでももし他所で同じことやったらもっとえらい値段になってたやろな。勝手に周年お祝いフェアということで、自分だけ楽しんで帰りました。