テレビっ子にしたくなかった

 完全に負けです。もうすっかりテレビの虜です。テレビは見ない子で、新聞や本が大好きな子にしたかった。新聞や本についてはこれからですが。
 しょうがないですよね。一日中一緒にいて面倒を見ていたら、テレビを上手に利用したくもなるでしょう。もともと妻はテレビ大好き人間で、一日ずっとつけっぱなしです。最近では妻が番組を見ていると息子が泣きながら録画デッキのリモコンを押し付けて来ます。保存してある子ども向け番組を見たいんです。
だからこの頃はずっと「おかあさんといっしょ」etc.をヘビーローテーションで見ているので、頭の中では子ども向けの歌がずっと流れています。案外いい歌も多いんですよ。それこそ「おかあさんといっしょ」のエンディング、「あした天気になあれ」なんか好きですね。無邪気に前向きな歌詞ですが、最後の、
トンネルの向こうは青空いっぱい
両手を広げて
世界が待っている
というところがいい。特に「両手を広げて」のところ。決していまどきの社会は両手を広げて待っていてくれやしませんが、このフレーズに、なんかこう、無償の愛のようなものを感じてしまってうるっと来る程なんですね。我ながらバカだなあと思うのですが。
ということで途中から論旨が変わって、「テレビが悪い訳じゃない」と。