ご冥福お祈り申し上げます

 11日、長原宣義さんがお亡くなりになったと知りました。セーラー万年筆のペンドクターで、何度も「ペンクリニック」でお世話になりました。
 僕が万年筆に興味を持った最初はイタリア、ドイツ、イギリスのきらびやかな限定万年筆に目を奪われたことからでしたが、当たり前のことである、万年筆は書き味が魅力、ということに気付かせてくださったのが長原先生でした。
 過去のクリニックで購入した革巻きの万年筆を調整して頂いたとき、「いい色になったねえ。よう使っちょるんやねえ」と言って笑ってくださったお顔を今でもありありと思い出します。