久しぶりに万年筆の話、ふたつ

 ひとつめ。
 暫く時間が経ってしまいましたが、Ⅰrさんのオリジナル万年筆がなかなかにおトクです。
 まず見た目がポップでカジュアルに使えるけれど書き味は折り紙つき(細字です)。その上尻軸になんと京都オパールがしつらえられてある! これが新しい。ポップでありながら見えにくいところで(なんせ筆記時にキャップを尻に挿すと見えなくなるんだから)贅沢している。三色から選ぶのに迷いましたが、オレンジ軸にしました。これに「アプリコット」というオレンジのインクを入れ、オレンジのペンケースに収めています。これだけ色が揃うと気持ちいい。
 Ⅰrさんではこの後更に二、三のオリジナル企画を進行中とか。そちらは高級ラインになるそうですが、早く全貌を知りたい!

 ふたつめ。
 職場の同僚から万年筆を貰いました。以前の頂き物が荷物の整理で出てきたけれど、自分では使いこなせないので、とのこと。僕が万年筆を普段から使っているのをご存じで、たぶん過日ある珍しいものをその人に譲ったのに対して何かお礼がしたいと思ってらっしゃったのではと勝手に推測しているのですが。義理堅い方なので。
 これが全く知らないペン。結構情報仕入れているつもりなので大抵見ればどこの製品かくらい分かると思ったのに。「ピカソ」のロゴがあり、ペン先にもピカソの絵をモチーフにしたマークが入っているので、イタリアあたりのメーカーがピカソをモチーフにして出したモデルかと思ったらそうでもないようで。どうもフランスのメーカー(といいつつ中国製)の、「ピカソ」というシリーズの万年筆があるようで、その中のひとつのようです。コンバーターにまで「ピカソ」のロゴが入っているけどペン先は金ではなくスチールらしいです。相当重たい。特にキャップが重たい。書き味が良いならせっかくなので職場で使いたいけれど、どうなのだろう? この万年筆のことご存知の方おられましたら教えて下さい。