人権講演会

 障碍者支援など活躍されている、柳岡克子さんのお話を伺った。(ホームページhttp://cocotiyoshiko.mikosi.com/
 本職は薬剤師さん。またの姿は障碍者卓球で世界レベルの選手。とにかく明るい方。この明るさだけでも、どれだけの人が救われる思いをすることか。
 いろんなお話が面白かったけれど、特に心に残ったのは「天国の銀行に貯金する」という言葉。残業しても残業代がつかなかった悲しい。けれど、天国の銀行に貯金したと思えばいい。仏教では「徳を積む」とでも言うものに当たるか。いいことをして、人のために役立って。ささやかなことに幸せだなあ、と思えることが幸せ。自分が幸せでないと人も幸せにできない。一杯天国の銀行に貯金したらいい。とっても素敵な、前向きになれる考え方だ。
 保護者対象の講話になったとき、お隣さん同士で、20秒間で交互に褒める、というのをやってみた。偶然隣り合わせになった人に、しかもいきなり言われてそんなに次々と褒められるもんじゃない。僕はお恥ずかしながら三つしか出なかった。一番多かった人が七つ言えた。素晴らしい! 優勝商品を貰っておられた。
 いまどき世の中ひとの悪いとこばっか目につくし、口にしてしまう。そうじゃなくて、いいとこ見ましょう! という練習。ホントおっしゃる通りだと思った。実は妻に内緒で「感謝ノート」というのを書き始めたところ。一日いっこは、その日感じた妻への感謝ポイントを書き留めていく。やっぱこういう積み重ねが大事なんだなあ、と改めて。
 とっても気持ちのいい一時間でした。