読めません

 イトウ文庫に外れなし、と申しますか。
 バー・オークス・ドラムのマスターいとうさんから、以前『永遠の0(ゼロ)』と『影法師』をお借りしポロ泣きしました。夏の課題の推薦図書リストに『ゼロ』を入れましたが、これで感想文を書いた生徒の作品が中央審査まで上がったのは嬉しい話でした。また時代小説好きの父に『影法師』をプレゼントしたら大層気に入ってくれました。
 今回貸して下さったのは、竹ノ内響介『見上げてごらん夜の星を』。読み始めたのですが困ったことになりました。電車では読めません。前の二作とはまた違った、泣かされる作品です。大泣きするというのではないのでしょうが、まだ数十ページしか読んでいないのに、もうジンワリと来てしまい、途中で本を閉じてしまいました。プロローグの時点で後半必ず泣きの展開が待っているとも察知してしまったし。
 参った。前科がありますしね。前回、あんまり続きが気になって、仕事中のちょっとした合間に「少しだけ」と思って読んだらそこが正にドツボで、涙ぼろぼろ流してしまったのを完全に建て直しきれないうちに授業になってしまい、生徒に「先生寝てたん?」と言われてしまったことがある。職場で読もうというのがそもそもの間違い。しかし、いつ読むの? 続きが気になってしょうがないんですけど・・・・