男が惚れる男

 映画『キャプテンハーロック』の宣伝を見て、ハーロックに会いたくなりました。今回のフルCG作品は観る予定はないので、家にある劇場版『銀河鉄道999』を観ました。
 登場するタイミングが全てツボです。親友を弔ってくれたから。その恩義に報いるべく、船がぼろぼろになるのを厭わず戦火に飛び込んで行く。鉄郎に「傷ひとつつけるな」と。(同じく参戦したエメラルダスも、公開当時は知りませんでしたが、プロメシュームとの関係を考えると、無表情の中の想いを推し量らずにはいられません。)
 他にも名言・名行動のオンパレード。次作『さよなら銀河鉄999』の方に更に好きな台詞があるのですが、今回は時間がありませんでした。4年前に一度映画2作と原作全てを一度に鑑賞したことがありました。そのとき以上に今回泣けた。もう涙腺が無節操になってるんでしょうか? 
 今回はハーロックを原作で(初めて)読むことにしました。まだ1巻しか読んでませんが、映画999のハーロックより若い、血気盛んで荒削りな印象です。出来事で言えば999で鉄郎と出会った後の物語ですよね(何でも、年号は一致しないそうですが)。まあ、そこは原作とアニメです。人物像に差もあって然り。全5巻。ちびちびになりますが楽しみに読みたいと思います。
 とにかく、信義の男、ハーロック。男が惚れる男です。「男らしい」という言葉があった時代の、理想像と言っていいですかね。
 (新作映画は観ないと言いながら、グッズのピンバッジはちゃっかり入手。)