今年最強

 サントリー響の新作が旨い。メインのモルトがぎりぎり17年行ってないので年数表記はありませんが、グレーンなどは珍しいシェリー樽熟成のものなど使っているらしく、タイトルに違わぬ深い味わいです。
 そして未だ日本に正規で入っていないというタリスカーのポート樽熟成。「タリスカーとポート?」と思うでしょうが、これ、完璧にマッチしています。間違いなくタリスカーでありながら、ポート酒の甘みが心地よい。
 そして真打。グレングラッソーの39年熟成。グレングラッソーって正直あんまり「こういうモルト」という印象がないんですが。この、東京のバー「キャンベルタウン・ロッホ」さんと信濃屋さん共同で瓶詰めした一本は、正に極楽の味です。厚みがあってフルーティで蜂蜜で・・・・ とにかく、ひとくち含んだら自然と口元が綻んでしまうという、傍から見たら気色悪い現象を引き起こす絶品モルト。とりあえず現段階で今年最強。ただ、メイン・モルトさんにしてこの値段か、という「ええ値段」します。それだけの値打ちありますが。
 何れもバー・メイン・モルトさんにて。