教育実習

 月曜日から教育実習生が来ます。教科指導を担当します。いよいよ初めて、直接の卒業生を指導することになります。
 教育実習の指導教官は二点あって、ひとつは教科担当。もうひとつはホームルーム担当。もちろんメインは教科担当。
 これまで何人かの担当をさせてもらってきましたが、殆どがホームルーム担当でした。教科担当は数年前に一度だけ。対してホームルーム担当は、いちりつに赴任して二年目、僕自身が初めて担任を持つようになった年に初めて担当しました。学校は何考えてるんだ、と思いますが。自分自身が仕事覚えるのに手探りで精一杯の人間に何の指導ができるのか? でもその時の実習生さんとはその後も交流が続くほどお互い信頼関係が結べましたので、そうとも言い切れないものがあるんですが。
 ただ、これまではまだ自分自身が高校生の時にかかわった人を教育実習生として迎えるという機会がありませんでした。今年の春にひとり元担任だった生徒が実習に来ていましたが(その頃ブログ等全然更新できなかった時期で、記述はしていませんが)、その実習生さんは国語で来たのではなかったので、いろいろお話はしましたが、指導担当という立場ではありませんでした。
 いよいよ元担任、元教科担当だった人を教科の担当として実習に迎えます。これをやりたかった。めいっぱい厳しく指導しよう、と思ってはいるのですが。想像を超えて多忙、文化祭を控え、なおさらという状況で、恥ずかしながら十分な指導準備もできていません。貴重な機会なのですから、できる限りのことをしたいです。
 教育実習というのはひとつの試金石で、これを経てある人は「絶対教員になりたい」と思う。ある人は「絶対やりたくない」と思う。なかなか、責任重大なのですよねえ。