マイアミ・バイス

 映画版、もう4年も前の作品ですが。
 とにかく酷評しか目にしません。最近のマイケル・マン作品はみんなそういう印象が・・・・。でもそんなに酷いかな? と感じました。
 80年代にヒットしたテレビドラマの映画版。華やかなイメージのリゾート地マイアミの裏社会にはびこる犯罪に立ち向かう潜入捜査官の活躍を描く! てなところでしょうか。でも実はそのオリジナルのドラマ版を観たことがありませんでした。ここが大きいのかも知れません。ドラマのファンの方だとどうしても比較してしまうだろうから。でも、どうも批判はそれだけでもないよう。
 まあ確かに突っ込み所は多いと思いますが。なにしろマイケル・マン監督なので、ガンアクションは凝りに凝ってます。詳しい人ほどたまらなくなるのでは。僕は全然知識がないのですが、それでも、扱い方、使い分けから音響に至るまで、大変なものです。俳優も相当な訓練を受けたのでしょう。銃器に関しては得に「長物」に興味が薄いのでもっと短銃が活躍すると良かったのですが、状況や相手方の火力とバランス考えてこうなったのでしょう。とにかく迫力は満点でした。
 さてこうなると、これの前に作られたこれまた散々評判の悪かった「コラテラル」あたりも、割り切って観ると意外と面白いのでは、などと思っています。どなたかご覧になった方おられないですかね? 確か「プロの殺し屋がタクシー使うかい!」と、そもそもの処で突っ込まれてた作品、という記憶が。
 
 んでもって、オリジナルの「マイアミ・バイス」を1本だけ観てみました。まあひとつだけ観てもあんまり比較しようがないですね。若い日のリーアム・ニーソンが出てた。似ても似つかないドン・ジョンソンコリン・ファレルも、意外とその軽さに近さを感じてしまった。ファンに怒られそう。