「TOKYO!」

三監督

 三連休は三連勤。今月ももう休みなしね。月末が学校祭(今年度は文化祭と体育祭をいっきにやっちゃう)だからねえ。そのぶん無理にも映画観たりして。
 「TOKYO!」は三人の監督によるオムニバス。
 第1話はアメリカのミシェル・ゴンドリー「インテリア・デザイン」。
 第2話はフランスのレオス・カラックス「メルド」。
 第3話は韓国のポン・ジュノ「シェイキング東京」。
 レオス・カラックスが好きなのでこの作品の情報を知ってて、東京でしかやらないかと思ったらこちらでも遅れてやってたのでこれは観に行かねば、と。
 三作とも、良くも悪くも映画学校の学生さんみたい。ちょっと理屈走ってるけど実験的。外国の人の目には、東京のこんなところが気になるんだな、としみじみ。「インテリア・デザイン」などは、「スカイ・クロラ」よりも若い人に伝わりやすく「今の若者」の雰囲気を表現していたと思います。でも「スカイ・クロラ」をけなす人はこんな映画も絶対観ないのだろうな。大感激というのではないけれど、こんな映画を観たのは本当に久し振りで嬉しかった。こういうのも極め付きに映画的。大画面で大迫力アクション、だけが「映画でなきゃできないこと」じゃない。