さまざまな職場

 クラスの生徒の職場見学の付き添いをしました。大学や専門学校なら興味のあるところはどんどん自分で行きなさいと指導しますが、高校生の就職活動については大阪ではいろいろな協定があり、職場見学はひとり1社・必ず教員が付き添うこと、となっています。3年の担任なのでこういう仕事もあります。
 この日は某在宅介護サービスの会社に行きました。広告は打っていないので一般的な知名度は低いものの、業界内では知られた、訪問入浴のパイオニア的な会社だそうです。連れて行った生徒は入学時から福祉・介護の職に就くことを希望していた子なので、その訪問入浴に一緒に連れて行ってもらってすごく楽しかったようです。車の定員の都合で僕は会社のほうで待ってたのですが、その間に創業者についての出版物を読ませてもらってました。この創業者の方もそうですが、会社の説明をして下さった職員の方も、仕事と会社に大変な熱意と誇りを持っておられることが感じられました。民間企業ですから無論営利団体ですけれども、一番にやはり老人介護について意義と使命感もあり、何より好きである、と。尊い仕事だなと改めて感じると同時に、こうしていろんな職業に触れるのはやっぱり面白いなあと思いました。