今日は野球のカントク

かっこわる

 新校に改変されてたくさんの人が転勤しました。それで顧問がゼロになつてしまったクラブもひとつやふたつではありません。指導者が重複して手厚くなったクラブも一方ではあり、なかなかうまくいかないもんです。で、軟式野球部も顧問がいなくなってしまったクラブのひとつ。「名前だけ」とお願いして期限付き嘱託の講師の先生に主顧問になってもらったもののこの連休中はご都合が悪く、周囲の予想外で勝ち進んだという軟式の試合に付き添える者がいない、という問題が発生。硬式野球部の監督さんが練習は見て下さってるのですが、野球には厳しいルールがあって、軟式と硬式を同じ監督が兼ねることは禁止されてるとのこと。もし硬式の監督がベンチに入っていてそれが発覚したら硬式の方も出場停止になってしまうとか。それで、部員全員が我が学年の生徒ということで僕に話がまわって来ました。今回限定でベンチに入ってもらえないか、と。僕などに頼みに来るなんて余程切羽詰ってのことと思い、引き受けることにしました。
 今日がその試合だったのですが。相手はなんと。
 P□学園高校。
 軟式とは言えもちろん超のつく強豪校です。ある意味こりゃ滅多に経験できんこっちゃなあ、と、しみじみ。
 誰もが圧倒大差でさっさとコールド負け、と思っていたようです。相手が相手だから、無理もない。あま実際コールド負けしたんですが、しかし5回までは1−2とほぼ互角に展開していました。ピッチャーもだんだんと球威が増してきて、「お、こりゃもしかして・・・・」とさえ思わせました。グランド整備を挟む「魔の6回」と言われるところで流れが変わってしまい、6回だけでいきなり9点も取られて結果としては「あっさり負けた」ということになりましたが、応援に来て下さっていた硬式の先生も「よく頑張った」と仰る善戦であったと思います。ほんと、いい体験でした。
 あと問題はふたつ。今日は「今回限定」ということでベンチに入らせていただきましたが、これがまた「今度もちょっとお願い」なんてことが続いて、来年度には晴れて正式主顧問、なんてことになれば、前任校での男子バレー部時代の再来です。また年中無休の日々が始まってしまう・・・・。それはできれば・・・・。
 もうひとつ。これは問題というか残念だったことですが、予想を裏切ることなく、僕はまったく野球のユニフォームが似合いませんでした。本当にスポーティな格好が一切似合わぬ男です。
 (写真:開き直って記念撮影。しかも和室の背景が「場違いさ」を増強。)