個性派ビール

個性派スコットランドビール

 ともにスコットランドのビール、ブリュウ・ドッグの「レインドッグ・アイラ」と、「アイル・オブ・アラン・エール」。前者はスタウトなのだけど、あのアードベッグの樽で4ヶ月寝かせたというとんでもない代物。アルコール度数10度! ひと口飲み込んだ瞬間「ぬはぁ!」となる、これは紛れもなくアードベッグの味・香りが沁み込んでいる超苦口。日本人のビールの感覚でごくごく飲むのはもはや不可能。しかしウイスキー好き、殊にアイラモルトが好きなのなら、一度は飲んでみないと気の済まない逸品でしょう。事実ネット販売でも瞬間に予約完了してしまい、一度は入手を諦めかけたものです(後になってちびちびまたで出しましたが)。後者はシングルモルトのアランの名と同じことからもわかる通り、アラン島の醸造所で造られたペール・エールです。日本でなら「バス・ペール・エール」あたりが入手しやすいですが、あれよりもライトタイプ。でもライトと言ってもアメリカビールバドワイザークアーズのような軽さではありません。フルーティさが身上のふくよかな味。こちらは度数が低く3.8度で瓶が500ミリタイプとあって、前者とは逆にぐいぐい飲めるビールです。ヨーロッパタイプで代表的なベルギービールやドイツビールとはまたひと味もふた味も違う好対照な二種類のスコットランドビール。
 さてこの中から前者のレインドックの方、幸い僕は二つの経路で6本入手しましたから、これをご希望があれば2名様までお譲りしましょう。なに、僕もネタで飲んでみたかったのです。ただ無条件では引き取るあなたが気が引けましょうから(誰もそんなことは言ってない)、過日からさかんに宣伝している酒の文章の冊子のための原稿を1本以上ご提供下さる方に限らせていただきたいと思います。そんなことはないと思いますが、ご希望が多数になりましたらこちらで勝手に抽選させて頂きますのでご了承下さいませ!