お正月にふさわしい映画『the有頂天ホテル』

豪華キャストでしたね

 妻と一緒にDVDで映画観るのが実は初めてです。劇映画があまり得意ではない妻は、わざわざ家で映画を観るという習慣がないのですけれど、たまたまテレビで三谷幸喜の新作の宣伝を見た流れで、観ようかという話になりました。とても嬉しかった。それが大晦日から元旦にかけての物語であったというのは単なる偶然でした。
 本当に、豊かな映画ですね。基本は笑い1本です。でもそれは本当に緻密に計算された、人間観察に裏打ちされた笑いです。最初に回収された灰皿が、あそこで活躍しますか? というのはほんの一例です。たくさんの物語があって、みんなアホやけど温かい、最後に全員が揃っていてあったかな気持ちで「あ〜おもしろかった」と観てる方が肩抱き合って終われます。この勢いで『笑の大学』も観たいところですね。新作は半年先とか。これも、観たいなあ。
 テレビもよろしいが、思いがけずこれはお正月にうってつけの映画を楽しめました。