映画『タロットカード殺人事件』

ヒュー・ジャックマンも勿論良かったよ

 古き佳き時代の映画を彷彿させる、とても上質な映画。ミステリーというよりコメディ。「だから何」ということは全くないのだけれど、本当にチャーミング。どんどんと刺激が過剰になってくる流れのなかで、こういう小粒なものを観るとほっとする。スカーレット・ヨハンソンウディ・アレン作品連続起用だけれど、前作『マッチ・ポイント』とは全然違う魅力をふりまいていた。ひねりはないけれど、心地よい。そんな作品。