カクテルとも云えない

スタア・バーへ、ようこそ

 あんまり暑かったので、家に辿り着く前に自販機でスプライトを買い、これにマッカランカスクストレングスをぶち込んで飲んでみた。そしたらこれが意外とイケた! 甘いサイダーに甘いのは味が混ざるだけかな、逆にラフロイグあたりの方がいいか、いやいや無難にブレンデッド・・・・ウォッカがあれば万能なんだがな と、どうでもいいことに頭を悩ませること数分の末のことでありました。乱暴な飲み物だけど、結果オーライで。それだけ僕の味覚がええかげんということか。

 カクテルシェイカーのシルエットがしゃれた表紙の、「スタア・バーへ、ようこそ」。松林でogamasaxさんが勧めて下さった本です。これ、いいですね。教えていただいてすぐに買ったのに、昨日机周りをちょこっと整理して出てきて、今頃読みました。すみません。
 銀座のバー「スタア・バー」のマスター岸久さんの著。「気軽にバーに来てください」「こんなふうにしてくれたらいいんです」ということを教えてくれますが、バーのマスターの立場から、カクテルの作り方から客からは見えざる仕事のこだわりまで、いろんなことを知ることができます。確実に、これからちょっとバーでの気分が変わるでしょうね。個人的にはもてなしの心意気と、氷やおしぼりの話が興味深かったですね。午後6時開店で、12時半くらいから準備されるんですね! もちろんこんなことはお店によって様々なんでしょうが。お勧めです。文藝春秋社刊。
 ちゃんとしたカクテルは、ちゃんとしたお店で作ってもらおっと☆ (ウイスキーばっかり、それも生でばっかり飲んでますが。あ、本の中にはシングルモルトの話もありましたよん。)