そして今日が文楽

文楽鑑賞教室ポスター

 ひとりだけ、泣いてた子がいるそうなんです。僕は直接目撃してないんですが。たぶん内容を理解して涙した訳ではないのでしょうが、太夫さんの渾身の語り、三味線の哀切な響きが彼女の心を刺激したのかもしれません。「言葉が解らなければ、とにかく三味線を聴いていなさい」と事前指導で言ったことが、少しは功を奏したのでしょうか? 彼女はちょっと面立ちが文楽人形に似たところがあり、「人形の気持ちがわかったんじゃないの?」と冗談を言っておりましたが。先生の話きいてなかったら絶対ワケわからんかった、という声は随分聞いたので、やはりあんな事前指導でもやっとかなきゃいけないのだなと痛感したところではあります。気が重いのなんのと言っておってはイカンのですな・・・・。