思いがけず

写真ボケてて恐縮ですが

 今日の晩には帰ってくるはずだった妻が、やはり花屋さんの仕事がおさまらないということで今日もう一日泊まってくるということになりました。それではということで職場からまっすぐ三宮へ。こうなりゃもう、ということで堂賀で蕎麦食って酒飲んで、バー・キースに行こうと心に決めた訳です。
 そしたら、堂賀で注文済ませた途端に電話が鳴って、取るとなんと紫さん。なんとなんと今三宮だと言うではないですか! ご用があって、生涯二度目の神戸だそうで、それならということで二人でバー・メイン・モルトへ行くことにしました。
 お店今日はいい塩梅でした。ポツンと自分独りでもなく、この前みたいにお客さんひっきりなしでマスター注文に応じるのに精一杯、というのでもなし。紫さんはポートシャーロット、僕はヘーゼルバーン→バルヴェニー→ベンリアック。あれ、えらい飲んでる量が違うぞ。まあそれはそれとして、隣に座られたお二人連れが楽しい方々で、なんと鞄からピアレスコレクションのベンリアック1968→2006というとんでもないお酒を取り出された。最初ブラインドでマスターに試されたのだがマスターは香りだけで見事に当てられた。実は僕も生まれた年である1968年蒸留の同じくピアレスコレクションのボウモアを持っている。これはとんでもないお酒なのです。なんとその貴重品が隣のよしみで我々にも回って来た! ひとすすり頂くと、これがもうなんとも言えない! あとからあとからえも言えぬ芳香が広がってくる! 実はこのお二人、日本スコットランド協会関西支部の方々で、おひとりはその支部長さん! とんでもない知遇を得てしまいました。
 紫さんも満足いただけたようで、本当に思いがけず、ええ酒の席になりました。
 さて、もう一晩独りの夜を過ごします。