当たり前だと思うなよ

でんでえーわ

 ひとつ上の学年が修学旅行から帰ってきた。とはいえ土曜出発だったので土日のぶん昨日・今日と代休だった。代休だったのだが予想通り出勤して来られていた。昨日もちょぼちょぼ、そして今日は全員出てこられて担任会まで開かれていた。毎日早くから遅くまで学校にいる熱血学年だ。休んだ方がいいと思うのだが、「なんもなかったら来ませんよ」と言われると何とも言えない。確かに、試験期間終了翌日に出発して、代休明けにはもう成績資料提出の日なのだからムチャクチャだ。
 気に入らないのは、昨日も今日も実によく電話がかかってくること。「だから今日は代休だっつうの」とぼやきながら、相部屋である我々が電話を取るのだけど、どうも「代休だけど来てて当然」という空気がある。なんなんだそれは。全然当然じゃないよ。修学旅行の付き添いが、心身ともにどれだけ激務だと思ってるんだ。生徒や異業種の人がピンと来ないのならともかくも。
 こないだ、僕のクラスの副担任をして下さっている先生が「いつ代休とられるの?」と仰った。過日の下見を土日月と行って来たことを指しておられる。副担任だから当然担任が休むとなると代わりにホームルームをしなければいけないのだが、そういうことより純粋に疲れを慮ってそう言って下さっている。でも現実には「いやいや、あれは管理職の中では『揃って遊びに行きやがって』ということになってますから。代休どころか出張旅費ナシ・年休対応、ですわ」。副担任の先生、唖然とされていた。去年まで一緒に組んで担任してましたからね。
 自分が身を粉にして働くのは結構だが、人に強いるな。痛みがわからん教員は、なかなか痛いぞ。