珍しく政局

 新総裁候補が地方遊説を始めましたが、ああいうところに出ると、安部さんはテンでだめだそうですね。よく判る気がする。そりゃ、あんな抽象的な美辞麗句ばっか並べてたって、結局何言ってんだかサッパリわからないもの。本当にずるいよね。当選するまでは下手なことは一切言わない。こんな曖昧なのを内容で本気で支持する奴なんているのか。谷垣さんは生真面目そうだし、麻生さんは結構口は上手そう。でも口の上手い奴が信頼できるかというと、これもまた別問題だけど。だいたいこの三者政策論争で対立点がなさすぎる。と言って「人柄」で選ぶというのも方向がおかしいが。
 新聞記事によるとある派閥が急に阿部支持にまわって、それを若手議員が「主張のどこに接点があるのか」と上層部に詰め寄ったら「もう喋るな」と制されたらしい。小泉さんの時に人事で冷遇されたのに懲りて、主義主張を曲げてでも主流に乗っかっとこうという算段だ。節操もなければ恥も知らない。こんな連中に国を任さざるをえないのか。
 とは言え事情は大なり小なり何処も同じ。組織の中で自分の「場」を確保しようと思えば、力のあるとこに乗っておくことだ。この構図は教育現場で言えば基本的には(普段相反している)管理職も組合もいっしょ。まあ出来レースと承知で出馬したというだけで、二人の候補には敬意を表するべきか。もともとは麻生さん嫌いなんですけどね。


 文化祭まで、実は登校日で数えるとあと10日しかない。うちの学年の中では熱い担任さんのクラスにまたうまいこと行事好きの子が集まっていて、ここがいち早く動き出した。そのお陰であおられて、ウチのクラスもやっと動き始めた。短期決戦。どれだけいろいろ悩ませ経験させてやれるか。ひとつのもん作るのにエネルギー出させられるか。