う〜ん

また顰蹙を買うことになりましょうが。まずはこの記事を。
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/news/20060723k0000m040132000c.html
何が問題なのかな、と思う。負けた方が悔しがるのは判る。そりゃもう無念だろう。でも勝負やん。誰かってせっかくの大量差勝利が水に流されるのはたまらんやろ。
同じような腑に落ちない思いが胸につっかえたのが、古い話だが今をときめく大松井選手が高校生だった時に喰らった「5打席連続敬遠事件」の時。みんなこぞって非難した。高校野球らしくない、と。なんなん、高校球児らしさって。大人の描く偽善的なサワヤカサかいな。むしろ負けたらお仕舞いの後がない高校野球だからこそ、あくまで勝つために闘うべきだろう。そんなにフェアプレイが好きなら、よくサッカーのあの白々しくコケたりするのを平気で見てるよなあと思う。ジダンが今英雄になってますけど、僕はあれやっぱりジダンが軽率だったと思うよ。世界の頂点を競う場面で、チームの利益を損なう行動をキャプテンがとってどうする。好き嫌いで言えば勿論卑劣な言葉でひっかけようとする行為の方が好かんけれども、大体イタリアチームってそんなとこあるやん、やっぱり作戦に負けたんやで。
日本ではやっぱり高校野球って特別なんやね。神聖やねん。それが僕は好きではない。そりゃ正々堂々闘う方が僕だって好きには違いないが、これだって戦略だろ。始末書ってなんやねん。公式野球部の春夏の試合は予選から全校規模で応援に行くしね、どこの学校も。他の運動部ではまずないですよ。インターハイに出たってないですよそんなこと。
仮にカッコつけて負けてそれで賞賛されるんだったら、そんなの勝負じゃねえや。勝ち負け以上に大切なことがある、とか言われるかもしれないけど、まず全力で勝とうとして取り組むことが何より前提条件でしょうに。反則してる訳じゃないんだしね。むしろプロが金とって見せてる試合でやられたら僕はハラ立つかもしれない。
とことん勝ちに拘る姿勢より、偽善的にカッコつける方が僕には虫唾が走ります。て言うか、周りがそういうビガクを強要してとやかく騒ぐのがものすごくイヤ。これは好みの問題。なんとでも非難を。