体育祭

出陣前の円陣

 我がクラスは、競技で総合優勝、応援団優勝、ついでに応援旗も3位入賞。完全勝利と言わせていただきます。
 実は僕は勝負ごとにはほとんど執着がなくて、行事などだと生徒が熱心に取り組んで楽しんで納得してくれればそれでいいと思ってる方です。要は経験のうちなんで。でも過日の日記にも少し書いた「トラブル」があって、連中が正直に申し出てくれてから(準備段階の取り組みから採点されている応援のことを考えるとものすごいマイナスになってしまうにもかかわらず)、応援は勝って欲しいなあ、と思ってました。実はこういうときはトラブルのひとつもあった方が健全なんですけどね。それでかえって団結したりして。
 勿論中には行事が苦手な子もいて、僕自身ももともとはそっちのタイプだからそういう子の気持ちもわかるんですが、そういう子もできる範囲で参加してくれたんでまた嬉しかったです。
 僕が一番意外だったのが実は旗で、とても上手に僕を描いてくれてたけど、いわゆるデザイン的見地からすると特に工夫がある訳じゃなかったので。でも似てるもんなあ。とても丁寧に仕上げてあるし。こういうのが素朴で先生受けもいいんだろうな。作ったのが応援団などとは無縁の地味な子らだつたので、彼らにもスポットが当たって良かった。


 蛇足ながら。
 前回生徒が罪を申し出た時もそうだったのだけど。今回も、「先生一体どんな指導しはったん?」「生徒にどんなふうに話してはったん?」「どんな裏技使ってはるの」などとやたら聞いて来られる。だから生徒が良かったんだってば。なんでそう教員の手柄にしたがるんだろうね?